仲間という名の痛み──NARUTO25〜27巻 感想|第一部の終着点

マンガ

はじめに

NARUTO25〜27巻は、物語としての区切りであると同時に、

「仲間とは何か」「繋がりとは何か」を突きつけてくる重要なパートだと感じた。

今回はこの3巻をひとまとめにして、第一部の終わりを振り返ってみたい。


25巻|ナルトとサスケ、埋まらない溝

久しぶりに再会し、対峙するナルトとサスケ。

ナルトはサスケを純粋に“仲間”だと思っている

だがその純粋さが、サスケの焦りをさらに強めてしまう。

ナルトが強くなっていること、

そして自分を仲間として見てくること。

そのすべてが、サスケを追い詰めていく。

想い合っているのに、溝は深まっていく。

このどうしようもなさが、25巻はとにかく苦しい。


26巻|友だからこその対立、そして決着

ナルトにとってサスケは「やっとできた繋がり」。

この言葉に、胸を強く締めつけられた。

友だから連れて帰るナルトと、

友だからこそ、その繋がりを断とうとするサスケ

同じ“友”という言葉を使いながら、

まったく逆の答えにたどり着いてしまった二人の戦いは、

ただのバトルではなく、価値観そのものの衝突だった。

決着のあとに残るのは、勝敗よりも深い余韻だった。


27巻|それぞれの道へ──第一部 完

木ノ葉の里の忍びたちは、それぞれの道を歩み始める。

――第一部 完。

ここで終わるのに、

「これからのみんなをもっと見たい」と思わせてくれる。

とても静かで、でも確かな区切りだった。


カカシ外伝|掟よりも仲間を選ぶという答え

カカシとオビト。

掟か、感情か。

忍としての在り方で対立する二人。

ルールや掟を破る奴はクズだ
だが、仲間を大切にしない奴は、それ以上のクズだ

この言葉は、今読んでも心に突き刺さる。

写輪眼に目覚めるオビト。

「みんなともっと一緒にいたかった」という言葉に、思わず涙が出た。

そしてその想いを受け継ぐカカシの物語は、切なくて、熱くて、忘れがたい。


おわりに

25〜27巻は、NARUTO第一部の“戦いの終わり”であり、

“生き方の問い”がはっきりと示された区間だった。

仲間とは何か。

繋がりは守るべきものなのか、断ち切るべきものなのか。

その答えを、簡単には出させてくれないからこそ、この物語は色あせない。

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