※本記事は『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』
全話視聴後の感想です。
内容に触れていますが、核心はぼかしています。
タイトルに惹かれて観始めた
正直に言うと、最初はタイトルに惹かれた。
「残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います」
この一文に、妙に共感してしまった。
残業を減らすために、原因を物理的に取り除く。
極端だけど、分かる。
観始めた当初は、
「残業あるあるアニメ」なのかもしれないと思っていた。
前半は、完全に働き方の話だった
物語前半は、とにかく刺さる。
・残業を減らすために残業する
・人員を増やすという当たり前の難しさ
・できる人に業務が集中する構造
・完璧にこなそうとして、さらに仕事が増える
現実でもよくある。
仕事を抱え込みがちな人ほど忙しくなり、
周囲も悪意があるわけではないのに、構造として詰んでいく。
ファンタジーのはずなのに、
描かれているのは妙に現実的だった。
途中から、物語は別の顔を見せる
中盤に入ると、
魔神の秘密やスキルの伏線、アリナの過去が描かれ始める。
ここで気づいた。
この作品は、残業の話だけではない。
物語の軸は少しずつ、
「どう働くか」から「どこで力を使うか」へと移っていく。
「仕事と思わなければ残業はなくなる」という違和感
終盤に出てきた言葉。
仕事を仕事と思わなければ、残業はなくなる。
理屈としては分かる。
好きなことなら苦にならない、という話だ。
でも、自分はそこまでは望んでいないと思った。
働き方が変わることと、境界がなくなることは別の話だ。
この違和感を覚えたことで、
自分が何を大切にしているのかも少し見えた気がする。
受付嬢か、討伐者か
最終盤では、アリナが受付嬢としても、討伐者としても有能であることが際立つ。
正直に言うと、
受付嬢よりボス討伐に専念したほうが、
残業がなくなるのでは?
とも思ってしまった。
でも、それは単純な話ではない。
能力があるからこそ、選択肢が増える。
選べる立場にあることは、羨ましくもあり、悩ましくもある。
残業アニメから始まった物語
最初は「残業回避」の話だと思っていた。
でも最後まで観てみると、
・働き方
・役割と能力
・選択
・感情
そういったテーマが折り重なった物語だった。
だから、記録に残したくなった。
単なるアニメ感想ではなく、
自分の働き方を少し考えるきっかけになった作品として。
完走して思う。
「残業は嫌なので」という軽やかな出発点から、
こんな問いにたどり着くとは思っていなかった。
だからこそ、残しておく。
それが、今の正直な気持ちだ。


コメント