※本記事には2期(連続放火事件〜ひき逃げ事件)の内容に触れる感想が含まれます。
思い込みを修正していく物語
2期を通して強く感じたのは、
事件そのものよりも「認識の修正」が描かれていたことでした。
連続放火事件では、
キャラクターに対する印象が少しずつ揺さぶられていく。
「こういう人だ」と思っていた見方が崩れ、
情報を修正するたびに新しい発見が生まれる。
推理とは、事実を集めることではなく、
思い込みを取り除くことなのかもしれません。
合理的で冷静、でもどこか残酷
ひき逃げ事件では物語の最後で犯人が明かされました。
しかし印象に残ったのは、
犯人そのものよりも、小鳩くんと小佐内さんの在り方。
合理的で冷静。
けれど感情の扱い方はどこか残酷で、奇妙。
普通であろうとしながら、
どこか普通ではいられない二人。
事件は解決しても、この関係性は終わらない。
むしろそこが、この物語の本体なのだと思いました。
小市民とは何だったのか
「小市民であろうとする」ことは、弱さなのか。
それとも一つの選択なのか。
2期を通して描かれたのは、
大きな正義や劇的な感情ではなく、
静かに揺れる認識と関係性でした。
派手ではないけれど、
じわじわと心に残るシリーズ。
また彼らの物語が続くなら、
きっと見届けたいと思います。

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