※この記事は
NARUTO 35巻〜38巻(飛段・角都との戦いが描かれる途中まで)
を対象にしたまとめです。
物語の空気が大きく変わる手前で、あえてここで区切って振り返っています。
『NARUTO』の物語は、
時に「強さ」よりも先に、「失うこと」を突きつけてくる。
飛段と角都の登場から始まったこの章も、
ただの強敵との戦いでは終わらなかった。
アスマの言葉と演出が残したもの
不死身という理不尽な力を前にしても、
アスマは一歩も引かなかった。
その姿と、
最後に残された言葉と演出は、
多くを語らずとも、強く心に残るものだったと思う。
何を託したのか、
何を守ってほしかったのか。
直接的な説明がなくても、それは伝わってくる。
分かっていても、
やはり涙が出てしまう。
この章は、喪失を避けない物語だった。
シカマルが背負ったもの
絶体絶命の状況で光る、シカマルの推理。
その冷静さの裏には、
大きな感情の揺れがあった。
将棋の「玉」は、
勝つための駒ではなく、
何よりも守るべき存在。
その意味を、
シカマル自身が身をもって理解していく過程が、
この章の大きな軸だったように思う。
彼は、
次の世代を守るために、
静かに「守る側」へと変わっていった。
ナルトの成長と、戦いの決着
一方で描かれる、ナルトの修行。
カカシの発案した修行方法を通して、
積み重ねてきた時間が、ついに形になる。
風遁・螺旋手裏剣。
その圧倒的な破壊力は、
単なる必殺技ではなく、
受け取った想いを力に変えた結果だった。
飛段・角都との戦いに決着がつき、
この章はひとつの区切りを迎える。
喪失で終わらなかったということ
この章が強く印象に残るのは、
悲しみだけで終わらなかったところにある。
失われたものは確かに大きい。
けれど、その想いは受け渡され、
次の世代の選択と覚悟に確実につながっていく。
飛段・角都編は、
喪失から継承へと向かう物語だった。
そして物語は、
また別の道を歩み始める。
続きは、また別の記事で。


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