子どもの頃に夢中で読んだ一冊――それが『小説ドラゴンクエスト』でした。
ゲームの世界が文字になったときのワクワク、ページをめくるたびに広がる冒険の記憶。
大人になった今、もう一度その感動を味わいたいと思うようになりました。

初めて読んだ“ラノベ”はドラクエだった
私が人生で初めて読んだライトノベルは、『小説ドラゴンクエスト』でした。
ゲームで夢中になった世界が、活字として本の中に広がっている――
そのこと自体が当時の自分にはとても新鮮で、ページをめくるたびにワクワクが止まらなかったのを今でもよく覚えています。
物語を読むという体験が「ただの文字の連なり」ではなく、自分自身が冒険の一員になったような感覚に変わったのは、この本との出会いがあったからです。
挿絵との出会いが人生を変えた
この作品でもうひとつ忘れられないのが、いのまたむつみさんの挿絵です。
登場人物たちの表情、衣装、戦いの息づかいまでが生き生きと描かれていて、文字だけでは想像できない世界が一気に広がっていきました。
そして、この本をきっかけに私はいのまたむつみさんというイラストレーターを知り、大好きになりました。
今振り返ると、この出会いが後の“絵を見る楽しみ”や“キャラクターデザインへの興味”につながっていったのだと思います。
もう一度読みたいと思うようになった
大人になった今、ふと「あの本をもう一度読みたい」と思うようになりました。
子どもの頃の私は、ただ純粋に物語の行方を追っていましたが、今なら登場人物たちの選択や心の機微にもっと深く共感できるはずです。
当時の自分では気づかなかった新しい“読み方”がきっとある――
そう思うと、ページをめくるのが楽しみで仕方ありません。
文庫本を集める楽しみ
まだ再読はできていませんが、これから少しずつ文庫本を集めていくつもりです。
一冊、また一冊と本棚に並んでいくその過程そのものが楽しく、まるで再び冒険の旅に出るような気持ちになります。
手に入れるたびに、あの頃の自分と少しずつ再会していく――
そんな感覚がきっと待っているはずです。
おわりに:本は“記憶”とともに残っている
本というのは、ただ物語を読むための道具ではありません。
それは、読んでいた当時の自分や、そのとき感じた感情までを丸ごと封じ込めた“記憶のカプセル”です。
『小説ドラゴンクエスト』は、私にとってそうした一冊。
初めてラノベを手に取ったあのときのワクワクを、再び味わうために――
ゆっくりと、本を集め、ページをめくっていこうと思います。
📚 まとめ
- 初めて読んだラノベは『小説ドラゴンクエスト』
- いのまたむつみさんの挿絵が心に残っている
- 当時のワクワクをもう一度味わいたい
- これから少しずつ文庫本を集めていく予定


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