※この記事には、NARUTO32〜34巻の内容に触れる記述があります。
未読の方はご注意ください。
ヤマト班の始動と、最初の違和感(32巻)
カカシ不在の中で新たに編成されたヤマト班。
新隊長ヤマト、そして新加入のサイ。
このチームは、最初からどこか噛み合わない空気をまとっていた。
特にサイの言動は、悪意があるわけではないのに、
ナルトたちとの間に微妙な距離を生む。
任務としては動いている。
けれど、チームとして一体になっているかと言われると、
どこか引っかかるものが残る。
「この違和感は、しばらく消えないだろうな」
そんな予感を抱かせるスタートだった。
接触と緊張が続く展開(33巻)
33巻では、状況が一気に動き始める。
大蛇丸との接触、
ナルトの力が前面に出る場面、
そしてサイの行動に感じる拭いきれない不安。
出来事そのもの以上に印象に残ったのは、
チーム内に漂う緊張感だった。
同じ目的を持っているはずなのに、
全員が同じ方向を見ているとは言い切れない。
一緒に行動しているからこそ、
そのズレがはっきりと浮かび上がってくる。
ページをめくる手が止まらなかった理由は、
この不安定さにあった気がする。
分かり合えそうで、分かりきれない距離(34巻)
34巻では、サイの持つ絵本をきっかけに、
ナルトとサイの距離が少しずつ変わっていくように見える。
ただ、それは「完全に分かり合えた」という状態ではない。
近づいたようで、まだ信用しきれない空気も残っている。
そして久しぶりに強く意識させられるサスケの存在。
以前とは明らかに違う雰囲気をまとっていて、
ナルトとの関係も、はっきりした答えは示されないままだ。
近づいた。
でも、奪還には至らない。
このもどかしさが、32〜34巻を通して一貫して残った感情だった。
32〜34巻を通して感じた区切り
この3冊は、
- ヤマト班の始動
- 大蛇丸・サスケとの接触
- それでも奪還には至らなかった現実
という流れで、ひとつの区切りを迎えている。
物語は確実に前進している。
次の巻から、また空気が変わっていく。
32〜34巻はいったんここで一区切り。


コメント