コツコツマンガ感想|BORUTO 1〜6巻 ~ 科学忍具は善か悪か?新たな時代の忍と「楔」の謎 ~

マンガ

※この記事には『BORUTO―ボルト― -NARUTO NEXT GENERATIONS-』1〜6巻のネタバレが含まれます。

『NARUTO』を最後まで読み終え、続けて『BORUTO』を読み始めました。

主人公はナルトから、その息子・ボルトへ。

最初は絵に少し違和感がありましたが、読み進めるうちに気にならなくなり、

物語そのものに引き込まれていきました。

1〜6巻を読んで特に印象に残ったのが、「科学忍具」の存在です。

忍術を修業によって身につけるのではなく、道具の力を使って発動する。

最初に見たとき、私は正直、

「それってズルいのでは?」

と思いました。

ところが読み進めているうちに、ふと気づきました。

今の自分は、日常的にAIを使っています。

そう考えると、科学忍具を単純に「ズルい」と否定することもできないのではないか。

『BORUTO』を読みながら、そんなことまで考えさせられた1〜6巻でした。


ナルトの息子・ボルトが主人公に

『NARUTO』では、幼い頃から孤独だったナルトが、

さまざまな人とのつながりを作っていく姿が描かれていました。

一方、息子のボルトには家族がいます。

ナルト、ヒナタ、ヒマワリ。

温かい家庭があるはずなのに、ボルトは父親であるナルトに対して、

どこかひねくれた態度をとっています。

火影になったことで忙しくなり、なかなか家族との時間を取れないナルト。

そんな父親に対するボルトの不満も分からなくはありません。

『NARUTO』を読んできた側からすると、

「ナルトも父親になったんだな」

という感慨がある一方で、

ナルトを父親として見るボルトには、また違った感情があるのでしょう。

今は若干ぎくしゃくしている二人の関係が、これからどう変化していくのか。

戦いや「楔」の謎だけでなく、個人的にはこの親子関係も楽しみにしています。


科学忍具を使うのは「ズルい」のか?

1〜6巻を通して、何度も登場するのが科学忍具です。

最初は、科学忍具を使って忍術を発動することに違和感がありました。

長い修業によって忍術を身につけてきた忍たちがいる一方で、

科学忍具を使えば、それを道具の力で再現できてしまう。

それではズルいのではないか。

そんな気持ちがありました。

ただ、ここで思い浮かんだのがAIでした。

私自身、今ではAIをかなり使っています。

文章を書くとき、アイデアを考えるとき、何かを調べたり整理したりするとき。

AIはすでに日常の中に入り込んでいます。

それなのに、

科学忍具だけを「自分の力じゃないからダメ」と否定するのもおかしな話なのかもしれません。

科学忍具もAIも、それ自体が良い、悪いというより、

結局は使い方次第。

5〜6巻では、さまざまな科学忍具が登場し、青との戦いでも科学忍具を駆使した攻防が描かれます。

それを見ていると、まさに「道具は使いよう」だと感じました。


科学忍具もAIも「あることが前提」の世界へ

もう一つ感じたのは、技術が一度広まれば、以前の世界には簡単には戻れないということです。

AIについても、使うことへの批判や不安は今でもあります。

それでも、すでにさまざまな場所でAIが使われています。

これからは「AIを使うべきか、使わないべきか」ではなく、

「AIが存在する世界で、どう付き合っていくのか」

を考える段階に入っていくのかもしれません。

『BORUTO』の科学忍具も同じように感じます。

批判は一定程度あったとしても、科学忍具が生まれ、便利さを知ってしまった以上、

それを前提とした忍の世界へ変わっていくのではないでしょうか。

『NARUTO』の時代とは違う、新しい忍のあり方。

『BORUTO』という作品が「次世代」を描くうえで、科学忍具は重要なテーマなのかもしれません。


モモシキの言葉と、ボルトに残された「楔」

もちろん、科学忍具だけでなくストーリーそのものも少しずつ動き始めます。

2巻では、突如モモシキとキンシキが登場。

その姿からカグヤを思い出しました。

『NARUTO』終盤で圧倒的な力を見せたカグヤ。

「あのレベルの敵が、もう出てくるの?」

と、一気に不穏な空気を感じました。

五影、サスケ、そしてボルトたちによってモモシキとの戦いには決着がつきます。

しかし、モモシキがボルトに残した言葉が意味深です。

さらにボルトの手には、謎の「楔」が残ります。

戦いは終わったのに、むしろここから何かが始まってしまったような感覚があります。


ミツキの「月」という存在も気になる

巻末で描かれたミツキのエピソードも印象に残りました。

自ら光になるのではなく、闇を照らす「月」になる。

この「月」という表現には、何か大きな意味が込められているように感じます。

ボルトとの関係を示しているだけなのか。

それとも今後のミツキ自身の物語にもつながっていくのか。

現時点では分かりませんが、後から振り返ったときに

「あの言葉はここにつながっていたのか」と思えるような場面になるのかもしれません。

覚えておきたいところです。


謎の組織「殻」と、同じ「楔」を持つ男

4巻以降になると、さらに不穏な存在が登場します。

謎の組織「殻」。

何を目的としているのか、まだよく分かりません。

さらに青がボルトたちの前に立ちはだかり、果心居士も登場。

敵が誰なのかは見えてきたのに、その目的が分からない。

だからこそ、読みながら不安が募っていきます。

そして6巻後半。

ボルトの「楔」が発現し、さらに同じ「楔」を持つ謎の男まで現れました。

モモシキが残した言葉。

ボルトの楔。

謎の組織「殻」。

果心居士。

そして、同じ楔を持つ男。

バラバラだった謎が、少しずつ一本の物語としてつながり始めているように感じます。


1〜6巻を読んで

『BORUTO』を読み始めた当初は、まだどんな物語になるのか分かりませんでした。

しかし6巻まで来て、少しずつ『BORUTO』ならではのテーマが見えてきたように思います。

特に面白かったのが科学忍具です。

最初は、

「道具に頼るなんてズルいのでは?」

と思っていた自分が、読み進めるうちに、

「でも、自分だってAIを使っているな」

と考えるようになりました。

新しい技術が登場したとき、それを否定するのは簡単です。

でも、その技術が社会に広がっていけば、

いずれ「使うか、使わないか」ではなく、「どう使うか」を考える必要が出てくる。

科学忍具が当たり前になっていく忍の世界と、AIが当たり前になりつつある今の世界。

思いがけず重なる部分がありました。

そして物語では、「殻」と「楔」の謎が本格的に動き始めています。

ボルトはこれから何を背負うことになるのか。

そして、少しぎくしゃくしているナルトとの親子関係はどう変わっていくのか。

『NARUTO』とは違う、新しい時代の忍の物語。

7巻以降も読み進めていきます。

関連記事

『NARUTO』63〜72巻では、オビト、マダラ、カグヤとの最終決戦から、

ナルトとサスケの最後の戦いまで描かれました。

長かった『NARUTO』を最後まで読み終えた感想はこちらにまとめています。

コツコツマンガ感想|NARUTO 63〜72巻 ~ 最終決戦、絆が未来を切り開く ~
※この記事には『NARUTO』63〜72巻のネタバレが含まれます。『NARUTO』もついに最終章。63〜72巻では、オビ…

『BORUTO』を読んでみる

『NARUTO』のその後の世界を舞台に、

ナルトの息子・ボルトたち新世代の物語が描かれる『BORUTO』。

科学忍具や「楔」、謎の組織「殻」など、

『NARUTO』とはまた違ったテーマや謎が少しずつ広がっていきます。

『NARUTO』を最後まで読んだ方は、

その後の忍の世界がどう変わっていくのかを追いかけてみるのも面白いと思います。

👇️『BORUTO―ボルト― -NARUTO NEXT GENERATIONS-』をチェックする👇️

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]BORUTO-ボルトー 1 -NARUTO NEXT GENERATIONS- (ジャンプコミックス) [ 池本 幹雄 ]
価格:484円(税込、送料無料) (2026/9/7時点) 楽天で購入

コメント

タイトルとURLをコピーしました