コツコツアニメ感想|SAND LAND ~ 善悪がひっくり返る世界で見えたもの ~

アニメ

※本記事は『SAND LAND』の感想記事です。内容に触れていますのでご注意ください。

はじめに

『SAND LAND』全13話を視聴しました。

最初は鳥山明作品らしい砂漠の冒険やメカアクションを楽しみに見始めました。

実際、戦車や空中要塞などワクワクする要素も多く、少年漫画らしい熱さもあります。

しかし、見終わって一番印象に残ったのは、メカやバトル以上に

「善悪のイメージがひっくり返る世界観」

でした。


悪魔なのに人間っぽい

主人公のベルゼブブたちは悪魔です。

しかし、見ているうちに感じたのは、

「悪魔なのに人間っぽい」

ということでした。

イタズラ好きではあるものの、仲間を大切にし、人を助けることもある。

ベルゼブブやシーフは、むしろ人間より信用できるのではないかと思う場面もありました。

気がつけば、悪魔である彼らを自然と応援していました。


人間なのに悪魔より悪い

一方で、人間たちの中には自分の利益や権力のために行動する者もいます。

水を独占しようとする者。

人々を利用しようとする者。

その姿は、時に悪魔たちよりも恐ろしく見えました。

「人間だから善」

という単純な話ではありません。

この皮肉な構図が作品の面白さにつながっていたと思います。


天使なのに一番悪い

物語が進むと天使も登場します。

普通なら天使は善の象徴です。

しかし『SAND LAND』では、そのイメージさえも覆されます。

人々を操り、群衆を扇動し、自らの目的のために利用する。

見ていて、

「悪魔より天使の方が恐ろしい」

と感じる場面もありました。

活用できるものはすべて使う。

その考え方自体は合理的かもしれません。

しかし、人を道具として扱うことまで正義と言えるのか。

そんなことを考えさせられました。


善悪は肩書きでは決まらない

この作品を通して感じたのは、

善悪は肩書きでは決まらない

ということです。

  • 悪魔なのに人間っぽい
  • 人間なのに悪魔より悪い
  • 天使なのに一番悪い

このギャップが最後まで面白かったです。

大切なのは、

「悪魔か人間か天使か」

ではなく、

「何を考え、どう行動するか」

なのだと思いました。


戦車戦や総力戦も熱い

テーマ性だけでなく、バトルも楽しめました。

国王軍飛行機との戦いでは、太陽や地形を利用した戦術戦が面白く、

単なる力押しではない頭脳戦が見応え十分でした。

終盤ではベルゼブブたち、国王軍、スイマーズ、レジスタンスが手を組み、

空中要塞ガラムへ挑みます。

それぞれの信頼関係がつながり、総力戦へ発展していく流れは王道ながら熱かったです。

アレ将軍の活躍も印象に残っています。


おわりに

『SAND LAND』は、鳥山明作品らしいメカや冒険を楽しみながら、

善悪とは何か

正義とは何か

を考えさせてくれる作品でした。

そして何より、

  • 悪魔なのに人間っぽい
  • 人間なのに悪魔より悪い
  • 天使なのに一番悪い

という構図が最後まで印象に残っています。

見終わった勢いでコミック版も購入してしまいました。

それだけ魅力のある作品だったと思います。

鳥山明作品が好きな人はもちろん、

善悪について考えさせられる物語が好きな人にもおすすめしたい作品です。


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『SAND LAND』でした。

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