※この記事には『NARUTO』全72巻の内容・ネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
- はじめに
- 1〜24巻|心が動く瞬間の連続
- 25〜27巻|ナルトとサスケ、それぞれの道へ
- 28〜31巻|我愛羅奪還編――孤独を知る者同士の絆
- 32〜34巻|ヤマト班と、埋まらない距離
- 35〜38巻|飛段・角都編――喪失から継承へ
- 38〜40巻|サスケ、自分の道へ
- 41〜43巻|自来也とイタチ――受け継がれる想い
- 43〜48巻|ペイン編――ナルトが認められる存在へ
- 49〜53巻|五影会談とナルトのルーツ
- 54〜62巻|忍界大戦――受け継がれる想いと絆
- 63〜72巻|最終章――絆が未来を切り開く
- 全72巻を読んで特に印象に残った編
- 『NARUTO』は「絆」の物語だった
- ナルトの一番の強さは「人の心を動かすこと」
- すべてのキャラクターに、その行動を選ぶ理由がある
- バトル・キャラクター・ストーリー、全部が魅力
- 72巻は長かった。でも楽しかった
- そして『BORUTO』へ
- 『NARUTO』を読んでみたい方へ
はじめに
『NARUTO』全72巻を読み終えました。
長かった。
でも、最後まで楽しく読むことができました。
中忍選抜試験、サスケ奪還、暁との戦い、ペイン編、忍界大戦、そして最終決戦。
振り返ってみると、バトル、キャラクター、ストーリーのどれか一つではなく、
そのすべてに魅力がある作品だった
と感じます。
そして、全72巻を読み終えて一番強く残ったのは「絆」。
親子、師弟、兄弟、仲間。
いろいろな人たちの想いがつながり、次の世代へ受け継がれていく。
この記事では、これまで書いてきた感想記事と一緒に、『NARUTO』1巻から72巻までを振り返ります。
1〜24巻|心が動く瞬間の連続
序盤で特に印象が強かったのが、中忍選抜試験です。
シカマル、ネジ、リー、我愛羅など、それぞれのキャラクターの個性が一気に見えてくる。
頭脳戦、体術、忍術と戦い方も違い、キャラクターを見る楽しさがありました。
三代目火影と大蛇丸の戦い。
綱手との出会い。
ナルトの螺旋丸。
そしてサスケ奪還編。
特にサスケ奪還では、仲間たちがそれぞれ一人ずつ敵と向き合っていく展開が印象に残っています。
チョウジやネジが仲間のために命を懸けて戦う姿も、この作品を好きになった理由の一つです。
『NARUTO』は「心が動く瞬間」の連続でできている。
序盤から、そんな印象を持ちました。
『NARUTO』をこれから読んでみたい方は、まず1巻から。
ナルトとイルカ先生の出会いから、長い物語が始まります。
25〜27巻|ナルトとサスケ、それぞれの道へ
第一部の最後に描かれる、ナルトとサスケの戦い。
ナルトにとってサスケは、大切な仲間。
だからこそ連れ戻したい。
一方でサスケは、そのつながりを断ち切ろうとします。
「友」という同じ存在を大切に思いながら、二人が出した答えはまったく違う。
終末の谷での戦いは、力と力だけではなく、生き方そのものがぶつかった戦いだったと思います。
そしてカカシ外伝で描かれる、カカシとオビトの物語。
ここでもまた、
仲間とは何か。
という問いが描かれます。
第一部を振り返ると、物語の根底にはすでに「人とのつながり」という大きなテーマがあったのだと感じます。
28〜31巻|我愛羅奪還編――孤独を知る者同士の絆
第二部が始まり、成長したナルトたちが再び動き始めます。
暁によって連れ去られる我愛羅。
その我愛羅を必死に救おうとするナルト。
二人とも人柱力として孤独を経験してきました。
だからこそ、言葉を重ねなくても相手の痛みが分かる。
そんな二人の関係が印象的でした。
また、サクラとチヨバアの共闘では、知恵や経験、技術が世代を超えてつながっていく熱さもあります。
孤独を知っているからこそ、誰かとつながることの意味が分かる。
『NARUTO』全体にもつながるテーマが強く感じられた物語でした。
32〜34巻|ヤマト班と、埋まらない距離
カカシ不在の中で結成されたヤマト班。
新隊長ヤマト。
そして新しく加わったサイ。
一緒に任務へ向かってはいるものの、最初はどこか噛み合わない。
特にサイとの間には、近づきそうで近づききれない独特の距離がありました。
その一方で、ナルトたちは再びサスケへ近づいていきます。
ようやく会えた。
でも、連れて帰ることはできない。
近づいたのに、まだ届かない。
新しい仲間との関係も、サスケとの関係も、簡単には答えが出ない。
人と人が理解し合うことの難しさが残る区間でした。
35〜38巻|飛段・角都編――喪失から継承へ
全72巻の中でも、飛段・角都編は特に印象に残っています。
なかでも忘れられないのがアスマの死です。
その想いを受け取ったシカマル。
悲しむだけではなく、アスマから託されたものを理解し、「守られる側」から「守る側」へ変わっていきます。
将棋の「玉」が意味するもの。
そして、守るべき次の世代。
一方、ナルトも風遁・螺旋手裏剣を完成させ、大きく成長していきます。
失うことは悲しい。
それでも、そこで終わるわけではない。
誰かの想いが、残された人へ受け継がれていく。
『NARUTO』を象徴するテーマの一つが強く表れた章でした。
38〜40巻|サスケ、自分の道へ
ここから物語の軸は大きくサスケ側へ動きます。
サスケは大蛇丸と対峙し、その支配から離れます。
そして水月、香燐、重吾を集めて小隊を結成。
力を求めて大蛇丸のもとへ向かったサスケが、今度は自分で仲間を選び、自分の目的のために動き始めます。
デイダラとの戦いでも、サスケの冷静な判断力や成長が印象的でした。
誰かに利用される存在から、自分で選び、自分で進む存在へ。
ナルトとは違う道を歩きながら、サスケもまた成長していきます。
41〜43巻|自来也とイタチ――受け継がれる想い
自来也とペイン。
サスケとイタチ。
二つの大きな戦いが描かれます。
ここで強く感じたのは、戦いの勝敗以上に、
何を次の人へ残すのか
ということでした。
自来也からナルトへ。
イタチからサスケへ。
それぞれの生き方や想いが、次の世代へと渡っていきます。
また、イタチの戦い方も印象的でした。
目の前の相手の動きを読むだけではなく、その先、さらにその先まで考えて動いているような感覚があります。
「先の先の先まで読む」ような冷静さと頭の良さ。
単純な戦闘力だけではない、イタチの強さを感じました。
そして真実を知ったあとでは、それまで見えていたイタチの行動の意味まで大きく変わります。
『NARUTO』に登場する人物には、それぞれその行動を選ぶ理由がある。
そのことを強く感じた区間でもありました。
43〜48巻|ペイン編――ナルトが認められる存在へ
『NARUTO』の中でも特に印象に残るエピソードの一つがペイン編です。
木ノ葉の里を襲うペイン。
圧倒的な力によって、里は絶望的な状況へ追い込まれます。
そんな中、仙術を身につけたナルトが帰還。
これまで積み重ねてきた修行や経験が、一気に形になったような登場でした。
しかし、この物語で印象的だったのは戦いだけではありません。
ペインとの対話を通して問いかけられるのは、
「なぜ争いはなくならないのか」
というテーマでした。
同じ自来也の弟子でありながら、違う道を歩んだナルトと長門。
ナルトが最後に選んだのは、単純に相手を倒すことではなく、相手の言葉を聞き、自分の答えを示すことでした。
そして戦いのあと。
かつて里の人たちから避けられていたナルトを、みんなが英雄として迎えます。
長い物語の中で少しずつ積み重ねてきたものが、一気に報われたような瞬間でした。
49〜53巻|五影会談とナルトのルーツ
五影会談をきっかけに、物語の舞台は木ノ葉だけではなく、忍の世界全体へ広がっていきます。
各里を代表する五影。
忍連合軍。
そして、さらに孤立していくサスケ。
世界が大きく動き始める一方で、ナルト自身は自分の内側と向き合っていきます。
ここで特に心に残ったのが、ミナトとクシナの物語です。
全72巻の中から「『NARUTO』を象徴する場面を一つ」と聞かれたら、
私はミナトとクシナがナルトへ想いを残す場面を挙げます。
3人で暮らす未来は叶わなかった。
それでも、父と母からナルトへたくさんの想いが残される。
『NARUTO』で描かれてきた「親子」「愛情」「受け継ぐ」というものが詰まった場面だと思います。
54〜62巻|忍界大戦――受け継がれる想いと絆
第四次忍界大戦が本格化します。
マダラの圧倒的な存在感。
五影の共闘。
そして穢土転生によって蘇る多くの忍たち。
戦いの規模は一気に大きくなります。
しかし、私の心に残ったのは戦いそのもの以上に、人と人との再会でした。
我愛羅と父・羅砂。
アスマと、いの・シカマル・チョウジ。
そしてイタチとサスケ。
もう会えないはずだった人と向き合い、言えなかった言葉を交わし、その想いを受け取る。
そこから残された人が、また前へ進んでいきます。
そしてナルトは、力だけで相手を従わせるのではなく、相手を理解しようとすることで周囲を変えていきます。
忍たちだけではありません。
尾獣たちの心まで動かしていく。
ここまで読んで改めて感じたのは、
ナルトの一番の強さは、人の心を動かせること。
親から子へ、師から弟子へ、兄から弟へ。
忍界大戦は、大規模な戦いであると同時に、受け継がれていく想いを描いた物語でもありました。
63〜72巻|最終章――絆が未来を切り開く
そして、ついに最終章。
オビト、マダラ、カグヤとの戦い。
歴代火影の集結。
第七班の再集結。
そして最後に待っている、ナルトとサスケの決着。
この10巻には、『NARUTO』で積み重ねてきたものが凝縮されていました。
特に印象に残ったのはオビトです。
リンを失ったことで絶望し、道を踏み外してしまったオビト。
しかしナルトとの出会いによって、かつて抱いていた「火影になる」という夢を思い出していきます。
そんなオビトの心さえ、ナルトは動かしてしまう。
敵を倒すだけではない。
相手が抱えているものに向き合う。
そこにナルトという主人公の一番の強さがあるように感じました。
そして第七班が再びそろい、最後の敵へ立ち向かう展開。
物語の「最初」と「最後」がつながったようで、本当に胸が熱くなりました。
さらに、本当の最後に待っていたナルトとサスケの戦い。
二人とも世界をより良くしたいという想いは同じ。
違うのは、その方法です。
長いすれ違いの末、二人がようやく互いを認め合うところまでたどり着きます。
そして物語は次の世代へ。
最後まで「絆」を描き続けた物語でした。
全72巻を読んで特に印象に残った編
一つに絞るのは難しいです。
アニメで見た印象もありますが、
- 中忍選抜試験
- サスケ奪還編
- 飛段・角都編
このあたりは特に印象に残っています。
中忍選抜試験では、それぞれのキャラクターの魅力が一気に広がりました。
サスケ奪還編では、仲間たちが一人ずつ敵と戦っていく展開が熱い。
そして飛段・角都編では、アスマの死とシカマルの成長が強く心に残りました。
どの章にも、それぞれ違った魅力があります。
『NARUTO』は「絆」の物語だった
72巻を読み終えて、改めて感じるのは、
『NARUTO』は絆の物語だった
ということです。
親子、師弟、兄弟、仲間。
さまざまな関係が、物語の中でつながっています。
ミナトとクシナからナルトへ。
自来也からナルトへ。
イタチからサスケへ。
アスマからシカマルたちへ。
そして、その想いを受け取った人がまた誰かへ渡していく。
誰かとのつながりが、新しい行動につながり、未来を変えていきます。
ナルトの一番の強さは「人の心を動かすこと」
ナルトには多くの強力な術があります。
それでも、全72巻を読んで一番強く感じたのは、
人の心を動かす力
でした。
我愛羅、長門、尾獣たち。
そして最後にはオビトまで。
ナルトと関わることで、相手の考え方や生き方が少しずつ変わっていきます。
力で押さえつけるのではなく、相手の痛みを知ろうとする。
それがナルトの強さだったのだと思います。
すべてのキャラクターに、その行動を選ぶ理由がある
読み終えてみると、「一番印象が変わったキャラクター」は特に思い浮かびませんでした。
それよりも感じたのは、
どのキャラクターにも、その行動を選ぶ理由がある
ということです。
我愛羅、長門、イタチ、オビト、サスケ。
敵として登場する人物であっても、過去や考えを知ると、なぜその道を選んだのかが見えてきます。
もちろん、その行動すべてに納得できるわけではありません。
それでも、「なぜそうなったのか」が描かれている。
そこに、単純な勧善懲悪では終わらない『NARUTO』の面白さがあったと思います。
バトル・キャラクター・ストーリー、全部が魅力
『NARUTO』の魅力を一つだけ挙げるのも難しいです。
バトルも面白い。
キャラクターも魅力的。
ストーリーも続きが気になる。
中忍試験のような頭脳戦もあれば、圧倒的な力がぶつかり合う戦いもあります。
そして戦いの背景には、キャラクターそれぞれの過去や想いがある。
だから、単純に「どちらが強いか」だけでは終わらない。
その全部が組み合わさっていることが、『NARUTO』の魅力なのだと思います。
72巻は長かった。でも楽しかった
全72巻。
数字だけを見ると、かなり長いです。
実際、読み終えるまでにも時間はかかりました。
それでも、読み進めるのが苦痛だったという感覚はありません。
次はどうなるのか。
このキャラクターはどうなるのか。
そんなことを考えながら、最後まで楽しく読むことができました。
全72巻を読み終えた今、
読んで良かった
と素直に思います。
評価:★★★★★(10/10)
そして『BORUTO』へ
『NARUTO』を読み終えたあと、『BORUTO』も読み進めています。
『BORUTO』単体でも楽しめる物語だと思います。
ただ、『NARUTO』を読んだあとだからこそ分かることも多い。
ナルトがどんな人生を歩んできたのか。
サスケが何を経験してきたのか。
二人の背景を知ったうえで次の世代を見ると、また違った面白さがあります。
『NARUTO』で受け継がれてきた想いが、次の世代でどうなっていくのか。
これからもコツコツ読み進めていきたいと思います📖✨
『NARUTO』を読んでみたい方へ
全72巻を振り返って、改めて「読んでよかった」と思える作品でした。
これから『NARUTO』を読んでみたい方は、まず1巻から。
ナルトとイルカ先生の出会いから、長い物語が始まります。
すでに読み始めていて、最後までまとめて楽しみたい方は全巻セットもあります。
バトルだけでなく、親子、師弟、兄弟、仲間との絆まで楽しめる作品です。
気になった方は、ぜひナルトたちの物語を最初から追いかけてみてください📖✨


コメント