※この記事には『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』15〜20巻のネタバレが含まれます。
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『BORUTO』15〜20巻を読みました。
15巻から登場するエイダとデイモン。
人を魅了してしまう能力や千里眼など、これまでとは少し違う方向で規格外の能力を持ったキャラクターが登場し、
「こんなのどうやって倒すんだ?」
と思いながら読み始めました。
そこからボルトとコードの戦い、カワキの覚醒、シカマルとエイダの心理戦、さらには恋愛感情まで絡み始め、物語はどんどん複雑になっていきます。
そして20巻。
まさか、ボルトとカワキの立場そのものが入れ替わるとは思いませんでした。
15〜20巻は後半に進むほど面白くなり、個人的な評価は10点満点です。
エイダとデイモンの能力がぶっ飛んでいる
15巻から本格的に登場するエイダ。
相手を魅了してしまう能力に加え、離れた場所や過去の出来事を見ることができる千里眼まで持っています。
さらにエイダと行動するデイモンも、かなり特殊な能力の持ち主。
二人とも単純に戦闘力が高いというより、
「そもそもどうやって戦えばいいんだ?」
と思ってしまうような能力です。
コード側にエイダとデイモンが加わったことで、一気に絶望感が増しました。
一方で、エイダ自身の目的は単純な世界征服などではありません。
エイダが求めているのは「普通の恋愛」。
これが後々、物語を大きく動かしていきます。
ボルトvsコード、そしてカワキの覚醒
16巻から17巻にかけては、ボルトとコードの戦いが激しくなっていきます。
コードの強さは圧倒的。
しかし、ボルトがモモシキを抑えながら力を使えるようになり、
「これなら戦えるかもしれない」
と思ったところで、今度は反動によってモモシキに身体を支配されてしまいます。
さらにカワキまで覚醒。
短い間に状況が次々と変わり、かなり目まぐるしい展開でした。
そして一番驚いたのが、
カワキがボルトにとどめを刺したこと。
主人公であるボルトが倒されるとは思っていなかったので、これはかなり衝撃でした。
その間、コードは少し置いてけぼりになっているようにも感じました。
「今ならコードを倒すチャンスなのでは?」
とも思いましたが、それどころではない状況だったのでしょう。
シカマルらしい心理戦が面白い
18巻で特に印象に残ったのがシカマルです。
エイダが木ノ葉へ侵入してきた際、その能力を即座に分析。
真正面から戦うのではなく、交渉へ持ち込もうとします。
これぞシカマル。
ナルトとは少し違った考え方をしているように見え、一時は不安にもなりました。
しかし、コードが現れることも予想し、きちんと策を用意していました。
久しぶりにシカマルらしい頭脳戦を見ることができたのもよかったです。
パワーだけで決着するバトルとは違う、心理戦の面白さがありました。
エイダの恋愛感情が物語を動かす
エイダについて最初に気になったのは、やはりその圧倒的な能力でした。
ただ、読み進めていくと、能力以上に重要なのがエイダ自身の感情なのかもしれません。
恋愛を経験してみたい。
カワキに会いたい。
その感情によって、エイダの行動が変わっていきます。
さらにコードもエイダに惹かれているため、
カワキ、エイダ、コードという少し変わった三角関係まで生まれてきます。
そして19巻では、まさかのルームシェア作戦。
ここまで激しい戦いが続いていたところに、急に恋愛要素が強くなったので少し唐突には感じました。
それでも、
「恋愛感情そのものが今後のストーリーを動かす鍵になるのかもしれない」
と思うと面白い展開です。
エイダは敵なのか、味方なのか。
今のところ、物語の主導権を握っているキャラクターの一人であることは間違いなさそうです。
今後、誰の味方になるのかも気になります。
エイダの能力には例外がある?
20巻では、エイダの魅了が効かない人物がいることも分かってきます。
あれだけ圧倒的に見えた能力にも条件があるのか。
どんな仕組みになっているのか気になります。
さらにヒマワリにも何か特別なものがあるような描写がありました。
ボルトやカワキだけではなく、ヒマワリまで今後の戦いに巻き込まれていくのでしょうか。
次々と新しい謎が出てきます。
こんな大どんでん返しがあるのか
そして20巻終盤。
今回の6つの巻で一番印象に残ったのは、間違いなくここでした。
ボルトとカワキの立場が入れ替わる。
最初に読んだときは、
「そういう展開になるの!?」
と驚きました。
木ノ葉の里で育ち、ナルトの息子として家族や仲間に囲まれていたボルト。
一方で、何も持たず、過酷な環境で育ってきたカワキ。
そんな二人の立場が入れ替わります。
すべてを持っていたボルトが、すべてを失う。
何も持っていなかったカワキが、ボルトの場所へ入る。
この展開によって、ボルトという主人公がようやく出来上がったようにも感じました。
ここからボルトは、自分自身の力で進んでいかなければなりません。
物語のスタート地点が、ここだったのではないか。
そんな感覚すらありました。
それでもボルトには味方がいる
世界そのものが変わってしまい、ボルトは一気に孤独な立場になります。
かなり絶望的な状況です。
それでもサラダやスミレは異変を認識している。
サスケもサラダの言葉を信じ、ボルトと行動することになります。
そして、すべての事情を知っているエイダもいます。
完全な孤独ではなかったことは救いでした。
このメンバー構成を見ていると、
かつてのナルトとサスケのような対立構造になっていく可能性もあるのかな、と感じます。
今度はボルトとカワキ。
ただし、二人の関係はナルトとサスケとはまた違います。
どんな形で二人が再び向き合うのか楽しみです。
15〜20巻は10点満点
15〜20巻の評価は10点。
特に後半にかけて一気に面白くなりました。
エイダとデイモンという規格外の能力を持ったキャラクター。
ボルトとカワキの覚醒。
シカマルらしい心理戦。
エイダの恋愛感情。
そして最後に待っていた、ボルトとカワキの立場が入れ替わる大どんでん返し。
最初はエイダの能力を見て、
「これ、どうやって勝つんだ?」
と思っていました。
しかし最終的には、戦闘力だけではなく、人の感情や関係性そのものが物語を大きく動かしていました。
そして、すべてを持っていたボルトがすべてを失ったことで、ここから本当の意味でボルト自身の物語が始まるように感じます。
孤独な状況から、ボルトがどう切り抜けていくのか。
カワキとはどのような形で再び向き合うのか。
エイダは最終的に誰の味方になるのか。
続きがかなり気になります。
『BORUTO』を最初から追いたい方はこちら。
カワキとの出会いから「殻」との戦い、大筒木イッシキとの決戦を経て、物語はいよいよ大きな転換点を迎えます。
▶ 『BORUTO』1〜6巻の感想はこちら

▶ 『BORUTO』7〜10巻の感想はこちら

▶ 『BORUTO』11〜14巻の感想はこちら

『BORUTO』を読んでみる
『NARUTO』のその後の世界を舞台に、
ナルトの息子・ボルトたち新世代の物語が描かれる『BORUTO』。
科学忍具や「楔」、謎の組織「殻」など、
『NARUTO』とはまた違ったテーマや謎が少しずつ広がっていきます。
『NARUTO』を最後まで読んだ方は、
その後の忍の世界がどう変わっていくのかを追いかけてみるのも面白いと思います。
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